【DDD】3D Systems ~関節も作れちゃう3Dプリンタ受託企業~【ZATTOMee!】
どうも。(。・ω・。)
ひーくんです。
今回は11日に決算があった3Dプリンター企業、「3D Systems($DDD)」に関する記事です。
3Dプリンター。コロナ禍で話題には上がりましたが、メーカーはまだ赤字企業が多いようです。DDDhaどうだったんでしょうか…?
それではさっそく始めましょう!
3D Systems($DDD)ってどんな会社?
企業概要
◆ Chuck Hull により設立された世界で最初の 3D プリンティング企業。
◆Additive Manufacturing(積層造形)ソリューションのリーディング・パートナー。これまでにない製品やビジネスモデルを創造できるよう支援。
◆ 130種以上の印刷素材と、1000を超える特許を有する。
ビジネスモデル
◆3Dプリント受託企業。航空宇宙、自動車、医療、歯科、消費財などさまざまな製品のプロトタイピング~生産まで対応。(得意なのは金属とプラスチック?)
◆「Healthcare」と「Industrial」に注力した商品展開。
「ハードウェア」「ソフトウェア」「材料」「サービス」をすべて独自に提供することで、タイムスケジュールの短縮、顧客満足度の向上などにつなげている。
Healthcare
-Veterans Health Administration:アメリカ合衆国退役軍人省への医療機器の提供に協力
-Orthopedic:表面加工と機械的特性の最適化を実現した整形外科用の関節インプラント
-その他にも「バイオプリンティング」などにも注目!
Industrial
-Investment Casting:複雑な形状を持つ最先端の鋳造部品により、コストを抑えながら性能を向上
マーケット
◆3Dプリンタ製造の2020年の世界市場規模は、コロナ禍によって減少:$ 8.7 Billion (YoY ▲13.76%)
◆市場は次第に回復基調になり、2023年には$ 16.69 Billion(CAGR24.2%)に達する見込み。
◆3Dプリンタ製造市場をけん引する最大地域は北米。アジア太平洋地域は今後急成長が期待される地域。
◆自動車分野での3Dプリンタ活用は、車両の軽量化、性能向上、燃費向上などへの拡大で市場の成長を大きく後押しする。
◆市場成長の抑制要因となっているのがコスト。材料費、消費電力、関連ソフトウェアの導入/メンテナンスといったさまざまな要因が運用コストを押し上げている。
◆「Big Ideas 2021」(ARK investが出しているレポート)にもピックアップされている業界です。
☑ 3Dプリントは、設計~生産の時間短縮、デザイン力向上、サプライチェーンの軽減、製造コスト抑制などを実現できる。
☑ 3Dプリントの売上高は2020年に減少したが、コロナ禍では今まで使っていなかった業種・職種の新規ユーザーが3Dプリント技術を活用。
☑ 世界の3Dプリント市場は、120億ドルから今後5年間で約1200億ドル(年率60%)で拡大するとみている。
◆3Dプリンター業界は他業界への参入・拡大によって、今後右肩上がりの成長が見込まれる。
3D printing ETF($PRNT)
ARK investは、「3D printing ETF」というETFも提供しており、3Dプリンターへの並々ならぬ情熱を感じざるを得ないですね。
→コロナ禍によって半額くらいになったものの、1年程度で底値から3倍以上になっていますね。普及は少しずつでは進んできているようですが、いまだにプリンターメーカーなどは赤字企業が多いのが特徴です。
構成銘柄は2021年5月11日時点で以下のようになっています。
ちなみに3ヶ月ほど前は以下のようになっていて、今回取り上げる$DDDも2番目のシェアを持っていました。(だいぶ変わりましたね…。)
業績
☑ Revenue: $146.1 million(△7.7%, YoY)◎ ←vs $136.6 million
※ Excluding divested business(除 事業売却):(△16.6%, YoY)
- Healthcare:$72.5 million(△38.7%, YoY)
- Industrial:$73.6 million(△0.7%, YoY)
☑ Gross profit margin:44%(△2pt, YoY)
☑ Adjusted EBITDA: $19.8 million(△800%, YoY)
☑ Net income: $45.2 million(△$64.1 million, YoY)←黒字拡大!
☑ EPS: $0.17(△$0.21, YoY)◎ ←vs $0.02
☑ Revenueが順調に伸びることで、キャッシュフローも改善傾向にある。
株価
→こう見てみると、コロナ禍で上がったというよりも、年末に向けて大きく株価を上げたんですね。そんなに盛り上がっていた感触はありませんでしたが。その後ハイテクの調整とともにズルズルと値を下げ、ピーク時の半額程度になっています。
11日の好決算を受けて、その日の株価は大きく跳ね上がりました。(△25%!!)
こうなってくると、$XONEや$NNDM(ナノディメンション)にも頑張ってもらいたいところではありますね。^^
トピックス
◆「AdditiveWorks」社:3Dプリントのセットアップおよびワークフロー生成の最適化と自動化に特化したソフトウェア会社を買収。
→プリントプラットフォームとシームレスに連携。生産性や部品性能向上とともに、高速化、コスト改善を実現。
◆「Allevi」社:バイオプリンティングソリューション(バイオプリンター、バイオマテリアル/バイオインク、専用ラボソフトウェア)の開発企業を買収。
→世界40カ国以上、380以上の医療機関や製薬会社のラボで使用されており、ラボのニーズに幅広く対応。
まとめ
それでは今回の記事をまとめます!
以上です!
3Dプリンター業界が気になる方はこちらの記事もどうぞ。
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いつか自分たちで使える時代とかも来るのでしょうか。
それではまた。