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ZATTOMee! ~研究者の投資blog~

米国企業・業界を”ざっと見”するブログ。初めての方でも興味を持ってもらえるよう、5年後、10年後に少しでもいい生活ができるように勉強したことや実践したことを発信中!

【CATL】寧徳時代新能源科技 ~EVバッテリーの世界覇者~【ZATTOMee!】

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どうも。(。・ω・。)

ひーくんです。

 

 

今回は車載用電池の世界最大手、「寧徳時代新能源科技(CATL)」に関する記事です。

 

 

 

 

それではさっそく始めましょう!

 

 

 

 

 

寧徳時代新能源科技(CATL)ってどんな会社?

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企業概要

◆Contemporary Amperex Technology

◆中国メガバッテリーメーカー。車載用電池では世界最大手。

◆電力用電池材料、エネルギー貯蔵電池エネルギー貯蔵電池セル、システムなどを製造・販売。電池のリサイクルサービスも提供。

◆2020年の新エネルギー車リスト約6,800モデルのうち、約3,400モデル (50%) が同社のバッテリーを搭載。

◆経営者の口癖は「誰もができることを、他の誰もができないようなレベルでやる」

 

 

 

ビジネスモデル

Cell To Pack(CTP)

「必要な電圧を満たすセルができれば、モジュールもその標準化も必要ない」という考えに賛同を得て、米テスラや独ダイムラーとの長期契約を締結した。(中国メーカーやテスラはモジュールをなくし、セルを直に搭載することで部材を減らしている。)

※所望の電圧を得るために積層したものをセル、それらをつないだものをモジュールと呼びます。

 

リチウムイオン電池は容量が大きいものの、容量を増やそうとすると安全性が犠牲になるというトレードオフの関係があるが、CATLは刀型のブレード電池を採用することでこの問題を解決している。

 

◆車載用電池:

「ACCパワー」:鉛蓄電池と比較して、重量を80%、体積を60%削減し、寿命までメンテナンスフリーや高い放電率を実現。

「CATL PHEVバッテリー」:10Cの制動エネルギー回収率を達成。

「CATL BEVバッテリー」:航続距離1,000km、急速充電10分、16年/200万kmの耐用年数を実現。

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CATL:車載用電池の概要

 

◆商用車電池:長寿命バッテリーを開発。さらにバッテリースワップ、バッテリーやEVのリースなどの新しいビジネスモデルも開発。

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CATL:商用車は乗用車とは需要が少し異なる

 

「BESS(Battery Energy Storage Solution)」太陽光発電、蓄電、充電、電池の健康診断など、さまざまな機能を統合したスマートな充電ステーション

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CATL:BESS (Battery Energy Storage Solution)

 

◆2018年-2020年の3年間で中国市場のシェアは右肩上がり。

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CATL:中国市場のシェア

 

◆CATLの車載用電池の販売量は21.4GWhと+300% YoY。世界市場シェアは32.5%でここ数年はトップを維持している。

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Top 10 EV Battery Makers

 

マーケット

◆世界の電気自動車(EV)用バッテリーの販売は2021年1~4月でYoY+200%以上の成長を遂げている。環境に優しいエコカーへのシフトが加速している。

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Top 20 Plug-In EV Sales Makers(Global)

→EVの販売台数はTESLAが握っていると言っても過言ではない状況。アメリカでも圧倒的トップシェアを持つ。(2位は以外にもTOYOTA

〈2021年Q1のEV販売台数〉
  • Europe:+87% YoY
  • China:+346% YoY (経済成長+政府の支援)
  • U.S. :+98% YoY (経済回復+Tesla)
  • Other region:▼6% YoY(by COVID-19.)

 

◆EVの最大マーケットは「中国」。欧州市場を上回る44%のシェア。

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CATL:EVの地域別シェア(SNE Research

→CATLや比亜迪(BYD)など中国のメーカーが市場の伸びをけん引しており、大半の中国メーカーは市場予想平均を上回る伸びが見込まれる。

 

 

◆EV用の電池の需要は今後も拡大し続けることが予測されており、数年後には慢性的な電池不足となる可能性も示唆されている。

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Global Battery Demand & Supply Outlook

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Battery Demand Forecast of EV

 

 

 

業績

FY2020

☑ Revenue:503.19億元(+9.90%, YoY)

☑ Net Income:42.65億元(+8.93%, YoY)

☑ EPS:2.48元(+0.40, YoY)

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CATL:FY2020決算深交所主页

 

2021Q1

☑ Revenue:191億6700万元(+160%, YoY)

www.afpbb.com

 

 

株価

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CATL:上場来の株価推移(Bloomberg

→高値を超えてきていますね。今後の世の中の流れから見ても大変期待できる銘柄かと思います。
 

 

 

トピックス

中国のEV販売は今年だけで50%余り増える可能性がある。

www.bloomberg.co.jp

 

 

290億元(約4700億円)を投じて3工場を新増設すると発表。

→直近1年間で公表した投資は1兆5000億円規模に達し、生産能力は今後5年で5倍に増える見通し。

www.nikkei.com

 

 

まとめ

それでは今回の記事をまとめます!

 

POINT
  • 世界トップシェアを持つ車載用バッテリーの最大手!
  • TESLAとの長期契約もあり、EV普及に伴って業績◎!
  • 昨年やっと車載用バッテリーが黒字に!
  • 株価は堅調!高値を狙える位置にいるよ!

 以上です!

 

 

CATLは、以前別記事でおすすめしていた「iFreeActive チャイナX」という投資信託にも組み込まれていますので、こちらの購入もオススメです!^^

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チャイナX:組⼊上位銘柄(2021.4.30時点)

→またBYDなども入っているので、車載用バッテリーに投資する選択肢としてはありかと思います!

 

 

詳しくはこちらの記事をどうぞ。

▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼

hideson-gifufufu.hatenablog.com

 

 

それではまた。