【CATL】寧徳時代新能源科技 ~EVバッテリーの世界覇者~【ZATTOMee!】
どうも。(。・ω・。)
ひーくんです。
今回は車載用電池の世界最大手、「寧徳時代新能源科技(CATL)」に関する記事です。
それではさっそく始めましょう!
寧徳時代新能源科技(CATL)ってどんな会社?
企業概要
◆Contemporary Amperex Technology
◆中国メガバッテリーメーカー。車載用電池では世界最大手。
◆電力用電池材料、エネルギー貯蔵電池エネルギー貯蔵電池セル、システムなどを製造・販売。電池のリサイクルサービスも提供。
◆2020年の新エネルギー車リスト約6,800モデルのうち、約3,400モデル (50%) が同社のバッテリーを搭載。
◆経営者の口癖は「誰もができることを、他の誰もができないようなレベルでやる」
ビジネスモデル
◆Cell To Pack(CTP)
「必要な電圧を満たすセルができれば、モジュールもその標準化も必要ない」という考えに賛同を得て、米テスラや独ダイムラーとの長期契約を締結した。(中国メーカーやテスラはモジュールをなくし、セルを直に搭載することで部材を減らしている。)
※所望の電圧を得るために積層したものをセル、それらをつないだものをモジュールと呼びます。
◆リチウムイオン電池は容量が大きいものの、容量を増やそうとすると安全性が犠牲になるというトレードオフの関係があるが、CATLは刀型のブレード電池を採用することでこの問題を解決している。
◆車載用電池:
「ACCパワー」:鉛蓄電池と比較して、重量を80%、体積を60%削減し、寿命までメンテナンスフリーや高い放電率を実現。
「CATL PHEVバッテリー」:10Cの制動エネルギー回収率を達成。
「CATL BEVバッテリー」:航続距離1,000km、急速充電10分、16年/200万kmの耐用年数を実現。
◆商用車電池:長寿命バッテリーを開発。さらにバッテリースワップ、バッテリーやEVのリースなどの新しいビジネスモデルも開発。
◆「BESS(Battery Energy Storage Solution)」:太陽光発電、蓄電、充電、電池の健康診断など、さまざまな機能を統合したスマートな充電ステーション
◆2018年-2020年の3年間で中国市場のシェアは右肩上がり。
◆CATLの車載用電池の販売量は21.4GWhと+300% YoY。世界市場シェアは32.5%でここ数年はトップを維持している。
マーケット
◆世界の電気自動車(EV)用バッテリーの販売は2021年1~4月でYoY+200%以上の成長を遂げている。環境に優しいエコカーへのシフトが加速している。
→EVの販売台数はTESLAが握っていると言っても過言ではない状況。アメリカでも圧倒的トップシェアを持つ。(2位は以外にもTOYOTA)
- Europe:+87% YoY
- China:+346% YoY (経済成長+政府の支援)
- U.S. :+98% YoY (経済回復+Tesla)
- Other region:▼6% YoY(by COVID-19.)
◆EVの最大マーケットは「中国」。欧州市場を上回る44%のシェア。
→CATLや比亜迪(BYD)など中国のメーカーが市場の伸びをけん引しており、大半の中国メーカーは市場予想平均を上回る伸びが見込まれる。
◆EV用の電池の需要は今後も拡大し続けることが予測されており、数年後には慢性的な電池不足となる可能性も示唆されている。
業績
FY2020
☑ Revenue:503.19億元(+9.90%, YoY)
☑ Net Income:42.65億元(+8.93%, YoY)
☑ EPS:2.48元(+0.40, YoY)
2021Q1
☑ Revenue:191億6700万元(+160%, YoY)
株価
→高値を超えてきていますね。今後の世の中の流れから見ても大変期待できる銘柄かと思います。
トピックス
◆中国のEV販売は今年だけで50%余り増える可能性がある。
◆290億元(約4700億円)を投じて3工場を新増設すると発表。
→直近1年間で公表した投資は1兆5000億円規模に達し、生産能力は今後5年で5倍に増える見通し。
まとめ
それでは今回の記事をまとめます!
- 世界トップシェアを持つ車載用バッテリーの最大手!
- TESLAとの長期契約もあり、EV普及に伴って業績◎!
- 昨年やっと車載用バッテリーが黒字に!
- 株価は堅調!高値を狙える位置にいるよ!
以上です!
CATLは、以前別記事でおすすめしていた「iFreeActive チャイナX」という投資信託にも組み込まれていますので、こちらの購入もオススメです!^^
→またBYDなども入っているので、車載用バッテリーに投資する選択肢としてはありかと思います!
詳しくはこちらの記事をどうぞ。
▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼
hideson-gifufufu.hatenablog.com
それではまた。