【CAT】Caterpillar ~トップ重機メーカー、2021Q1決算~【ZATTOMee!】
どうも。(。・ω・。)
ひーくんです。
今回は「Caterpillar Inc.($CAT)」という会社の2021Q1決算をざっと見していきます。
「Caterpillar Inc.($CAT)」ってあんまり聞かないですよね、僕もです。どんな会社なのか、決算は良かったのか、今後の展望は?を軸にざっと見ていきましょう。
それではさっそく始めましょう!
Caterpillar Inc.ってどんな会社?
会社概要
◆建設・鉱山機械、天然ガスエンジン、産業用ガスタービン、ディーゼル電気機関車などでトップを走る重機器メーカー。
◆製品のライフサイクルを通じて独自の洞察力と顧客志向のソリューションを提供することで、競合他社との差別化。
◆約100万台のコネクテッド・アセット、傑出したフィールド・テクノロジー、数十年にわたる製品、サービス、アプリケーションの専門知識を有する。
ビジネスモデル
◆「建設産業」「資源産業」「エネルギー・輸送」の3つの主要セグメントで事業を展開。
→発電に必要なタービンやエンジンなどを製造している。
◆「金融商品」:資金調達と関連サービスを提供。
・Caterpillar Financial Services Corporation
Caterpillar Inc.の完全所有の金融子会社であり、世界中の顧客やディーラーにCaterpillar製品の小売および卸売の資金調達手段を提供する。(Caterpillar社製の機器、機械、エンジンへの融資)
→Caterpillar製品の販売機会を増やし、Cat Financialに融資収入をもたらす。
・Caterpillar Insurance Holdings Inc. (保険サービス)
◆売上の最大エリアは「北米」だが、アジアや中南米も同程度の売上構成となっている。
業績
2021Q1
☑ Revenue:$11.90 billion(△11.8%, YoY)◎ ←vs $11.09 billion
- Construction:$1,153 million(△27%, YoY)
- Resource:$132 million(△6%, YoY)
- Energy & Transportation:$158 million(△4%, YoY)
- Financial Products:-$53 million(▼7%, YoY)※Profitは$139 million(△132%, YoY)
-北米は横ばいだが、それ以外のアジア、中南米、EAME地域で大幅に増加
-エンドユーザーの需要が増加
-建設業界を中心に、販売店在庫の変動による好影響を受けた
☑ Operating profit margin:15.3%(△2.1pt, YoY)
☑ Net income:$1.53 billion(△40.1%, YoY)
☑ EPS:$2.87(△$0.93, YoY)◎ ←vs $1.94
→売上、EPSともにクリア。利益も増えてきて粗利も改善してきていて業績は好調そう。
◆今後の展望
・Construction:北米を中心としたユーザー向け売上の改善
・Resource:鉱業、重建設、砕石・骨材の各分野でエンドユーザーの需要が改善する
・Energy & Transportation:売上高はYoYで増加する見込み
株価
→2018年~2020年までは大きく上がることもなくレンジで推移していましたが、コロナショック後は大きく株価を上げてコロナ前の水準を大きく上回っています。
※株価は当日終値で-2.1%
半導体不足で半導体メーカーが不確実性の売りで売られているのと同じ状況な気も。
「インフレ」「過剰需要」 = 株価上昇 ではない!
好業績を事前に織り込んでいたり、また半導体はすぐには追加製造できないので業績の伸びが限定されると踏んで、売りが入ったりした可能性がある。
トピックス
◆半導体不足で 今年エンドユーザー需要満たせない恐れも。
→半導体不足は世界中のあちこちにボトルネックを生じさせている。
世界的な半導体不足で同社が年内に影響を受ける可能性がある。半導体不足は自動車業界に限った話ではないとし、年内を通じて機械生産の大幅増加を見込んでいるキャタピラーにも関係する問題だと回答。
◆米フォード($F)、4~6月の生産半減。半導体不足が長期化
21/Q2の生産量が半導体不足により-50%減の見通し。
同影響による減産はQ1で-17%だったため、逼迫が進んでいると見れそう。
→半導体不足は2022まで続く可能性があるとの見方もあり。
ちなみに決算(2021Q1)は…
☑ Revenue:$36.2 billion(△6%, YoY)◎ ←vs $31.3 billion
☑ EPS:$0.89(△6%, YoY)◎ ←vs $0.20
☑ Net income:$3.2 billion(△5.1 billion, YoY)←2四半期ぶり黒字
☑ FY2021EBIT:$5.5〜6.5 billion ✖ ←vs $6.81 billion
(Q4'20:$8〜9 billionを下方修正)
※半導体不足は年間で最大$2.5 billionの減益要因になるといい、21年12月期通期のEBITDAの見通しを55億~60億ドルに引き下げ。
まとめ
それでは今回の記事をまとめます!
以上です!
こんなとこにまで半導体が影響してくるんですね…。
今年は半導体銘柄に投資しておくといいことあるかもですね。^^
それではまた。