【MNST】Monster Beverage ~エナジードリンクの雄~【ZATTOMee!】
どうも。(。・ω・。)
ひーくんです。
今回は日本でも有名なエナジードリンク、Monster Energy®の製造・販売している「Monster Beverage($MNST)」の決算をまとめた記事です。
僕はMonster Energy®飲んだことありますけど、the アメリカンって味がしてどうも好きになれなかったんですよね…。^^;
売上は好調みたいですが、粗利率がやや下がっているようです。こういったことも少し掘り下げて見ていきたいと思います。
それではさっそく始めましょう!
Monster Beverage($MNST)ってどんな会社?
企業概要
◆みなさんご存知、エナジードリンク「Monster Energy®」を製造・販売している飲料メーカー。
◆F1、UFCやe-Sportsなどのスポンサーにも積極的になっている。
ビジネスモデル
◆エナジードリンクが売上の9割以上を占める。
-「Monster Energy®」:主力ブランドのエナジードリンク
-「Reign Total Body Fuel®」:高機能エネルギー飲料
-「JAVA Monster®」:コーヒー+エナジードリンク
-「HYDRO SUPER SPORT®」:水分補給+エナジードリンク
◆中国市場に「Monster Dragon Tea®」(紅茶+エナジードリンク)を投入するなど、各国のニーズに合わせたドリンクを開発・販売。
◆SNSなども活用して、各エナジードリンクのイメージ戦略も推進している。『エナジードリンク=仕事、大変な時』というイメージの払拭に向けた取り組みを感じる。
→日常的に飲めるドリンクを目指しており、そうすればマーケットの更なる拡大が見込めるのでは?
マーケット
◆「飲料」市場は全体で見るとYoY△10%程度で成長している。
ソフトドリンク、飲料水、スポーツ、エナジードリンクなどいずれの分野も拡大している様子。
◆主顧客であるコンビニエンス・アンド・ガス・チャネルを含め、国内外のエナジードリンクカテゴリーは、全般的に成長率の変動や売上の減少が見られる。
→CELSIUS(セルシウス、$CELH)などが飲料市場のシェアを大きく伸ばしており、シェアが少し食われている可能性もある。
※$CELHの概要はこちらの記事をご覧ください。
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hideson-gifufufu.hatenablog.com
◆Amazonチャネルでの売上は、エナジードリンク全体で+115%と大きな成長を見ていせている。
→販売チャネルの転換も重要なドライバーとなりうるかも。
業績
2021Q1
☑ Revenue:$1.24 billion(△17%, YoY)◎ ←vs $1.22 billion
☑ Gross Profit Margin:57.5%(▼2.5pt, YoY)
→主に原材料の輸入コストの増加。特に原材料(アルミニウム)の価格高騰が響いている?(販売量増加を受け、高額な輸送費を支払ってでも契約数量を超えるアルミ缶を調達している様子。)
☑ Net Income:$315 million(△13%, YoY)
☑ EPS:$0.59(△$0.08, YoY)✖ ←vs $0.61
※2020Q4
☑ Revenue:$1.20 billion(△17%, YoY)◎ ←vs $1.13 billion
☑ EPS:$0.88(△17%, YoY)◎ ←vs $0.62
業績は好調、FL2020四半期では最高のRevenue。
→ ヨーロッパ、中東、アフリカ(「EMEA」)の売上は堅調
→ eコマース、クラブストア、量販店、スーパーの売上も堅調
株価
→コロナ以降は着実に株価を上げてきており、2021年に入ってからもさらにもう一段上げています。どちらかというとシクリカルな銘柄ですので、金利上昇にもハイテクよりは強いのかな、という印象です。
決算でEPSミスったのでアフターで▼4%。決算には変わらず厳しい相場が続いていますね。
トピックス
$MNSTに限ったことではないですが、他の飲料メーカーにも影響しそうなことなので。
◆アルミニウムの価格が高騰中。
◆上海先物取引所で最も活発に取引されているアルミニウム先物も2%以上の上昇で20,000元/トンを超え、13年以上ぶりの高値となる20,150元/トンを記録。
まとめ
それでは今回の記事をまとめます!
以上です!
冷静に考えて、ほぼエナジードリンクだけで売上1兆円超ってやばいと思うんですね、この会社も消費者も…。^^;
あと僕はどうしても、エナジードリンクを日常的に飲むもの、とは思えないんですよね…。そこんとこどうなんでしょうか?
それではまた。