【WMT】Walmart ~売上50兆円の化物スーパー~【ZATTOMee!】
どうも。(。・ω・。)
ひーくんです。
今回はアメリカで一番有名な小売スーパー、「Walmart($WMT)」の2021年Q1決算に関する記事です。
経済大国アメリカで一番大きな売上を誇っているそうですが、アフターコロナが意識された2021年の業績のスタートはどうだったのでしょうか?
それではさっそく始めましょう!
Walmart($WMT)ってどんな会社?
企業概要
◆小売スーパー・チェーン。ディスカウントストア、スーパーセンターを経営する。
◆日常生活で必要なものはなんでも揃う。衣料品、家庭用品、小型家電、電子機器、楽器、本、リフォーム用品、靴、宝石類、子供服、ゲーム、家事用具、ペット、医薬品、パーティーグッズ、および自動車用工具などまで取り扱っている。
◆世界中の従業員は220万人、週あたり約2億2,000万人の顧客網を有する。
◆世界一の売上を誇る企業であり、2021年度の売上高は5,590億ドル。(約56兆円、ちなみに日本のGDPは約500兆円…)
ビジネスモデル
◆全世界で24カ国に約10,500の店舗を運営している。
(基本24時間営業で、銀行、ヘアサロン、ネイルサロン、レストラン、ビジョンセンターなどの専門店も併設されている店舗も)
◆独自のe-コマースサイトやブランドも展開している。
◆「Sam's Club」というメンバー制の店舗も展開。
- 高品質の生鮮食品や厳選されたメンバーズマーク商品
- 市場をリードする技術やサービス(Scan & Go、Club Pickup、宅配)
- 旅行、自動車購入、薬局、眼鏡、補聴器センター、タイヤ・バッテリーセンターなどの専門サービス
→国内に約600店、国外に200店以上の店舗に加えて、SamsClub.comやモバイルアプリでも購入できる。
マーケット
◆2020年アメリカ小売EC市場規模:$586 billion(約64兆円)
→10年連続で2ケタ成長を続けている。
◆ECといえばイメージされやすいのは「Amazon」とかですが、実は2位はWalmart!
◆アメリカの食品EC市場は今後も右肩上がりに成長が期待されていき、2023年には約2倍の380億ドルに達すると予想されていますが、EC化率は大きく伸びず3.5%。
→オムニチャネル化によって市場は伸びるが実際にEC自体の注文→配達は大きく伸びない?(スーパーやコンビニなどの食品小売店も、実店舗とECを組み合わせたオムニチャネルにどんどん挑戦しているためか)
業績
2022Q1
☑ Revenue:$138.3 billion(△2.7%, YoY)◎ ← vs $131 billion
-Walmart U.S.:$93.2 billion(△5.5%, YoY)
-Walmart International:$27.3 billion(▼8.3%, YoY)
→ 市場は大きくなっており、中国は続伸(△4%)
-Sam's Club:$16.7 billion(△10.1%, YoY)
→ e-Commerce(△47%)や会員費(△10%)が大きく伸びた。
☑ Gross profit margin:24.7%(△0.11pt, YoY)
☑ Net income:$6.9 billion(△32%, YoY)
☑ EPS:$ 1.69(△, YoY)◎ ← vs $1.21
☑ 食料品部門の市場シェアの落ち込みが持ち直したほか、米政府による個人向け直接給付、さらに1年に及ぶロックダウン後の累積需要が好業績に寄与した。
☑ 店舗への客足回復に伴い減速が予想されていたオンライン販売だが、米国の消費者にはオンライン販売の速さや手軽さが引き続き好評だった。
株価
→コロナショックの影響も他の企業と比較すると大きくなく、5年前から見ても順調に株価を伸ばしてきていることがわかります。昨年末から今年にかけては5年前から株価は2倍ほどになっていますね。
トピックス
◆ファイザー製COVID-19ワクチンがWalmartで購入可能に。
→人々の生活に根付いていることがわかります。
◆傘下のインドの電子商取引企業「フリップカート」は、2021Q4頃に米国で新規株式公開(IPO)を行う準備を進めている。
→小売が金融に参入することは近年よく見られているように思う。($AMZNや$SEなど)
まとめ
それでは今回の記事をまとめます!
以上です!
コストコとかもアメリカ企業ですが、絶対需要ありますもんね。てかどんなけロックダウンとかなっても、食料品は必須なのでどうしても買いに行く必要ありますもんね。(コロナ禍でも食品ECはそこまで普及しなかったようですし)
こういった業界の銘柄にも注目していきたいです。
それではまた。