【INPX】inpixon ~FY2020決算~【ZATTOMEE】
どうも。(。・ω・。)
ひーくんです。
先週、IPNXの決算が発表されていたのでざっと見ていきたいと思います。
それでは早速始めましょう!
Inpixonってどんな会社?
◆屋内データの収集、解釈などを担うインドアインテリジェンス企業。
◆高性能なデータ分析エンジン、特許取得済みのアルゴリズム、高度なマッピング技術と組み合わせることで、さまざまな業界でインドアデータの活用に活用されています。
◆位置情報、分析、センサーフュージョン、IoTを活用して、屋内の知られざる情報を取得。
◆コアとなる屋内測位技術に加え、最近の補完的な技術の買収により、包括的な屋内インテリジェンスソリューションの開発に貢献。
『見えないところも見えますよ、デバイスとかを追跡したりするんですよ』
『インドアマッピング』:
屋内空間のデジタルでインタラクティブな表現に変換するプロセス。
インドアマップは、ビジネスルール、ローカリゼーション、IoTを活用して、ユーザーが空間データを視覚化し、リアルタイムの屋内ロケーションインテリジェンスを作成できるようにします。
→屋内データを可視化できますよ、どんな動きしたかわかりますよ、ってことです。
インドアマッピングなどによって現在地を表示しながら道案内することで、道案内の正確さを向上させるだけでなく、人々がどんなルートを通ったか、どんな場所を訪れたか(個々の導線というより集計されたデータを通じて)、など利用者がどのように施設内を歩き回ったかを企業が理解するのにも役立ちます。
◆Inpixonのソリューション
☑ Inpixonの特許技術により、データを取り込んで屋内地図と統合。
☑ ユーザーが屋内データを利用して実用的なインテリジェンスを作成可能。
☑ 屋内マッピングプラットフォームを使用して、位置情報を認識したマップを複数のプラットフォーム上のアプリに迅速かつ簡単に展開できる。
◆Inpixon Aware:
企業や政府機関が屋内空間内の無線機器や人、重要な資産の位置を可視化することで、機密情報の盗難に対抗し、安全性と業務効率を高める。
Inpixon Awareは、無線周波数(RF)センサーを使用して、携帯電話、スマートウォッチ、タブレット、コンピューター、アクセスポイント、IoTデバイスなどから発せられるWi-Fi、Bluetooth、セルラー、UWBの無線通信を検知し、位置を特定する。
詳細はこちらの記事をご覧ください。
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hideson-gifufufu.hatenablog.com
◆「The State of Indoor Intelligence 2021」:
インドア・インテリジェンスに関するデータや考察、導入の現状、ユースケース、機能や統合、パンデミックによるIoTイニシアティブのタイムラインへの影響などをまとめたレポート。(主に北米を拠点とする143の組織のリーダーを対象に調査)
- 回答者の74%が組織内でインドア・インテリジェンスを利用している。しかし従業員がインドア・テクノロジーとその利点を認識していると考えているのは35%に過ぎない。
- 組織運営の改善、顧客向け、従業員向けなど、複数の目的で利用されている
- 2020年以前は、現場の作業員の安全性、建物のエネルギー効率、資産の追跡、屋内ナビゲーション(道案内)などが主流。
- 回答者の57%が、デジタルコンタクトトレースを導入している or 2021年に導入する予定だと回答。
- 社内の理解不足を指摘した回答者の41%が、プライバシーに関する懸念を理由に、自社での導入を見送っている。
- また政府・公共機関の回答者の間では、プライバシーに関する懸念が指摘されており、67%の回答者がプライバシーを主な理由として挙げている(※価格に関する回答は25%ほど)
→こちらでレポートは無料でDLできます。
業績
FY2020
☑ Revenue:$9.3 million(△48%, YoY)
-Systat licensing agreement:△$1.2 million
ーNanotron acquisition: $0.9 million
-product lines:$0.9 million
☑ Gross profit:$6.7 million(△42%, YoY)
☑ Gross margin:72%
☑ Net Loss:-$29.2 million(△$4.8 million, YoY)←損失縮小
☑ EBITDA:-$17.1 million
→売上、堅調に伸びていますね。そのおかげもあってか、Net lossも順調に縮小しています。後述のトピックスでも取り上げますが、他機関からの評価もあがってきているように感じますので、今後の伸びに期待できそうです。
(今思ったけど、粗利がえぐいですね。)
推移を見ていると、2018年に株価を大きく下げています。
その後は回復基調にありますが、昨年2020年Q2にも、Revenueと成長率を大きく落としています。
直近では40~60%の成長率を維持していますので、今後この水準を維持できるのであれば、業績も順調に伸びていくことが期待されます。^^
2020Q3(過去記事より)
☑ Revenue:$2.55 million(△66%, YoY)
☑ Gross profit:$1.9 million(△66%, YoY)
☑ Gross margin:75%(△1%, YoY)
☑ Operating Expenses:YoYで2倍!→「アフターコロナを見据えた投資」?
☑ Net Loss:- $ 7.45 million(▼13.2%, YoY)
株価
2月11日をピークに大きく株価を下げています。
金利上昇による小型ハイテク銘柄へのダメージが主な原因かと思われますが、INPXは2月中旬に続けて2回公募をしており、それも相まって株価が下落しているのかもしれません。
トピックス
今期(FY2020)のなかでの注目トピックスです。決算書の中でもマイルストーン(重要項目)とされています。^^
■ 世界有数の製薬会社において、重要なCOVID-19ワクチン関連資産の追跡に必要な可視化機能を提供するためにInpixon Mappingが採用された。
■ 世界的な位置認識技術企業であるNanotron Technologies GmbHを買収。
さらに、データ分析および可視化ツールであるSYSTATおよびSigmaPlotソフトウェアパッケージの販売権を獲得。
■ Game Your Game Inc.(IoTセンサーや地図、位置情報技術を用いたアプリベースのスポーツパフォーマンス分析企業)を買収。
→Inpixon社とGame社が持つ測位、地図、分析、モバイルアプリなどの技術の相乗効果が期待される。(Inpixonの位置情報技術とインドア・インテリジェンス・プラットフォームは、成長と価値創造のための強力な基盤となり、また、Gameを利用することで真のスポーツIoTプラットフォームを提供することができるとしている)
■ Unitronic社(ヨーロッパ大手流通企業)と提携し、コロナ感染リスクの重要な指標であるCO2の測定機器を提供。
■ 「2021 Magic Quadrant for Indoor Location Services, Global(Gartner)」で3年連続で評価された。
→このレポートの中で、インピクソンの実行力とビジョンの完全性に基づき、屋内位置情報サービス市場におけるビジョナリーとしてインピクソンを指名。
■ 世界最大級の上場企業である大手医療技術プロバイダーのワークプレイス・エクスペリエンス・ソリューションの一環としてInpixon Mappingが採用された。
→受賞歴や他業界大手との提携などを見ると、「インドアインテリジェンス企業」としての知名度と実績が上がってきているように思います。
まとめ
それでは今回の記事をまとめます!
- 順調に実績を積み上げている印象。
- 売上も堅調、高利益率で損失も順調に縮小中。^^
- 伸びも文句なし、あとは維持できれば期待大!
- 実績や認知度も向上し、注目度が上がってきている印象!
以上です!
楽天証券さん、取り扱い待ってます^^;
それではまた。